題名からいきなり尻込みする人がいるかも知れないが、歳をとるに連れ凄く大事になって来る事です。
高校生の時に原付免許を取り、ミニバイクレースに夢中でした。
ニーグリップが殆ど不可能な為、背の高い自分には素早い切り返しが苦手。高速コーナーではそれなりでも、S時の切替しではどうしても遅れがち。。。
なんとかしたいと背を丸めて重心を低く抑えるも、そんな程度では上手く行きません。もちろん強引に倒し込む方法も『もっと力を!!』みたいな感じでやっぱり駄目。
色々と考え調べているとある方法が雑誌に載っているのに気が付きました。
それは、重心を中点として左右や上下でスムーズになる動きを考える事。
例えば、自転車のペダルの動きを想像して見て下さい。
片方の足は”押し下げる”もう片方の足は”力を抜く”、両方の足に力を入れるとスムーズに動かす事が出来ません。
この対象の動きをもっとスムーズにする方法もあります。それは、ペダルに足を固定する事です。
これで、今までは”力を抜く”事しか出来なかった足を積極的に”引き上げる”動作にする事が出来ます。
平地ではそんなに効果が確認出来ないかも知れませんが、上り坂では絶大な効果を感じます。
それとこれは思わぬ産物ですが、万一スリップした場合に足が放り出される心配が減ります。
ペダルクリップ・ハーフクリップ
http://matome.naver.jp/odai/2139402946502524501
重心の中点を考える事で動きがスムーズなる、それはとっても大事な事。。
バイクのハンドルを切り替えす場合も、もっと素早くする事が出来るのです。
バイクで曲がる時の動作を考えると。(かなり端折った動きですが、、、)
1.体を曲がる方向へ倒す。
2.ハンドルを曲がる方向へ向ける。
これは普通の曲りかたの場合ですね、もっともっと高速になると。。。
3.体を曲がる方向へ倒す。
4.ハンドルを曲がる方向の反対側へ向ける。
意外でしょ、曲がりたい方向にハンドルが切られて無いんです。
遠心力を重心に重ね、前輪後輪のスリップアングルを利用して、その差で曲がってるんですね。
でも実際、その動作に持ち込むにはそれなりの準備が必要で、結果だけ考えると無駄な動きも多いのです。
先ずは、体を曲がる方向に倒す。
反復横跳びの動作が判り易いですね、動こうとする方向と反対の足を踏ん張る。すると動きたく無い反対側へ体が一瞬持って行かれる。。。
この準備が無駄な動作になるのです。
この動きを無駄な事と思った理由は、あるライダーの記事を読んだ事がきっかけですが、それを論理的に意識したのは、甲野善紀さんの理論を知った事が理由でした。
http://www.shouseikan.com
どうするか?
左に曲がりたい時の動作を書きます。
5.左手でハンドルを押す。
6.同時に右手でハンドルを引く。
7.体が一瞬で左側へ傾く。
※ 怖いですよぉこれは、自分の場合自転車でこれをやって見事に体が傾き、ハイサイドで飛ばされました。(まさにハイサイドの動きそのものですわ。。。)
でも怖いのを我慢して体が動けるようになると、ちょっと違う世界が見えて来ます(^^;)
勿論これらを応用して他の事にも利用してます。
例えば、大好きな釣りですね(^^)
キャスティングの際、若かった頃は力任せに投げるだけのバカでしたが、今はそれが大変になって来ました。重いベイトリールを付けたシングルハンドを手首のパワーだけで投げる事が大好きでしたが、流石に今はずっと出来ない(>_<)
段々と年相応の投げ方になって来ると、それはそれでパワー感が無くって悲しい。。。
でもやっぱり、ぶわーって投げたい。
あわよくば、『向こうへ届け!!』とやってみたい。。。
そんなわがままのお助けとなるのが、知恵と道具(^^;)
知恵とは、”甲野善紀さんの理論”
道具とは、”ダブルハンド”
これを合わせて、重心を手首から外します。
1).右手ベイトリールを握ります。
2).左手ダブルハンドの尻尾を握ります。
3).右手を押し出します。
4).同時に左手を引きます。
よっぽどの運動神経の持ち主ならいざ知らず、恐らく勢いよくやると最初はタイミングを誤って、『二度とやらん!!』と言う程のバックラッシュを食らうでしょう。
でも、そこが味噌。
強烈なバックラッシュを食らう程のパワーを秘めたキャスティングが、手に入るかも知れないのです。
ただし、タイミングやめっちゃ難しい。
何度も訓練して漸く掴めるかも知れないし、適当なパワーで逃げるしか無いかも知れない。
極めればかっこいいだろうけど、自分も未だに満足行くレベルには仕上がっていない。。。(>_<)
もっとも、今はそんな事が出来ない状態なのが悲しいけれど、絶対に復活してまた練習するんだ(^^)
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