2024年3月12日火曜日

大和川下流域の魚種が減った

小学生の時から大和川(下流域)を見て来ました。(40年ぐらい)

元々は東大阪の高井田に住んでいたので大和川は遠い場所だったのですが、小学生3年頃から自転車を漕いで長瀬川を下り、大和川まで行って釣りをしていました。

当時は、大きさを問わなければオイカワなんてそれこそ何処の場所でも何処の時期でも釣れていたし、淵で釣りをすれば鮒やモロコなんてのも気軽に釣れる場所でした。

護岸のコンクリート化も今程は進んでおらず、自然な護岸もそれなりに残っていて、肉食魚と言えばナマズに雷魚が居るぐらい。

それが川の様子が中学生頃から急激に変わりだし、護岸の殆どがコンクリートで埋められ、川沿いの山が削られ流入する水量が激減し、川は随分と浅くなってしまった。

水量が減って魚の逃げ込む場所が減り、餌を取りやすくなったカワウが随分と増えだして更に追い打ちを掛ける。。。

今まともに大和川下流で見掛ける魚は、大きくなったコイばかり。(それと大量に遡上して来るボラ)

ブルーギルもブラックバスも居るには居るが、見掛けてもその殆どは大雨時に上流から流されて来た稚魚ばかり。

オイカワもそんな感じで、秋の時期にカワウに食べられて大きく数を減らし、年越しする時期にはもう殆ど居ない状態。

本来ならコイの稚魚もいっぱい居る筈なんだけれど、不思議と小さいのを見掛けないのは恐らく隠れる場所が無くってカワウに殆ど食べられてしまっているんだろうなぁ。。。

今となっては山に木を植えても水量を上げるのは難しいだろうけれど、護岸の隠れ家の無いコンクリートを止めて、川底を浚渫して深い淵等の小魚の逃げ場を作ればほんの少しでも魚が戻って来るだろうね。

(毎年、小鮎の遡上を確認するがその殆どはカワウに食べられてしまっているんだろうな。)

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