2016年2月29日月曜日

岸和田木材港の怪物

それは、自分が中学生2年の時の事だった。(古い話ですなぁ)
当時、友人の父の知り合いが岸和田木材港の水門の横に会社を構えていた関係で、何度かお邪魔させて貰った事があった。

普通の釣り人が入る事の出来ない水門裏の特別な場所、結局時間的な制約もありそこで釣れた事は無かったけれど、たった一回だけとんでも無い事態に遭遇した事があった。

友人共々、その日も全然釣れず残り時間あと2時間程に差し掛かった夕刻、大潮の影響で水門の間の海水が激流のように流れだし、ルアーがアップクロスでしか流せない状態での出来事であった。

タックル構成
ロッド:ダイコー スピードスティック #1-26HOBB
リール:ダイワ ミリオネア6000
ライン:ストレーン オレンジ 10LB
ルアー:ラパラ CD9 青背腹シルバー

当時まだルアーをやり始めて1年ちょい、この糞重いタックルでを右の手首をひたすらキャスティングで鍛えていた時だった。

今ならLeftハンドルのリールを使うので、右で投げてそのままリーリング開始出来るが、当時は投げて着水を待ってロッドを左手に持ち替えて右手でリーリング。誰もがそんな感じだったので違和感が無かったが、この後の展開により右投げ左巻き人生が始まるのであった。

流れが強い水門の間を、アップクロスでリーリングを繰り返していた。
何投か忘れたが、CD9が着水しロッドを持ち替えようとした瞬間、いきなり引ったくられ右手はキャスティングの体制のまま、左手は辛うじてラインごとロッドを掴めた状態、なんとかロッドを立てようとするが奴は水中深くを流れに逆らってあり得ない程のパワーでロッドを立てる事を許さない。

時間にして恐らく10秒も無かったと思う、ロッドが伸されてラインが切れないギリギリまで締め込んだドラグから、どんどんラインが出て行く。

急にふっと軽くなりルアーだけが上がって来たが、左手を見ると出て行くラインに擦られて手のひらが切れて血が滲んでいた。

友人も友人の父も、『水流に流された木材に引っ掛かったんだろう』と、まるで相手にして貰えなかったが、今でも『流れの上流に走る木材があるだろうか?』と疑問を抱いている。

そしてその後、友人の兄の持っているABU5001Cを見て、『これだ!』と思いレフトハンドルが主流への道を進み始めるのであった(^^)

ただし、あの時を思い出す奴には未だに出会えた事が無い(^^;)

2 件のコメント:

  1. りょう@淀川鱸2016年3月6日 20:31

    こんばんは

    スナメリかも(^^)

    最近、関空周辺にスナメリが居ついてて、明石辺りの漁港までうろうろしているようですね。

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    1. スナメリですか、流石に貯木場の中だからなぁ(^^;)
      ちなみに、大雨の後の日は貯木場でカメを見かける事が多かったです、雨で海まで流されて来るんやねぇ(^^;)

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先に突っ込んだもん勝ち

 嫌な感じがしたから何時もよりスピード抑えて侵入したら、案の定。。。 しかも、前でスピード落として当てさせようとしたんだろうか?。