自分のミッシングリーク(魔の空白期間)、いわゆるMAG世代のベイトキャスティングリールである。
元々、手に入れるつもりはまったく無かったのだが、ABU 3601C のMAG可を試みる為に、ネットでの写真情報だけで無く、実機が欲しくなったのだ。
構造的な事は殆ど写真で事足りるのだが、実機がある方がなにかと理解度が進む。
それに、『メーカーMAGの実力や如何に!!』って事で、DIY・MAG化の性能を比較するお手本にもなると目論んだ。
ついでに、『未知の領域のレフトMAGを一個手に入れてみたい』、って思う事も要因の一つではある訳で。。。
その時に出入りしていた掲示板にタイムリーな情報があり、無事オークションでGETし手元に到着。
で、手に要れて失望(涙)
当時の事だからネオジウム磁石なんか使われている訳も無く、単なるフェライト磁石が付いているのは仕方がないが、その磁力の使い方がまた凄い。
スプールに大きな銅のお椀が付いていて、これを挟むように本体に磁石が取り付けられている。
『スプール、重過ぎ。この構造はモーターそのものやん。。。』
現在主流は、電磁力によるブレーキ効果を狙ったものですが、恐らくこれはモーターを参考にした発電機もどき(笑)
銅の大きなお椀も、それだけでいったいどのくらいの重量があるのか、外して量った訳では無いが見た目には10円玉と変わらない、そうすると恐らく4.5g程度。。。
『オイオイ、こんな重いもんスプールにくっ付けるなよなぁ(涙)』
穴あきスプールのある昨今では、考えられないような暴挙です。
しかも、回転部分の外側の重量増加は、回転慣性について物凄く影響します。
そんな事を見てしまい、自分で使う気が失せてしまった。
手に入れるまでは、3601CのDIY・MAG化と比較しようと思っていたけれど、自分のキャスティングウェイト枠はおよそ4g~12g程度、恐らく10g程度ではまともな勝負にならない雰囲気がプンプンして、やる前から戦意喪失。
一応、念の為、しつこいけれど、子供に『これ、小さくて使いやすいよ~』と持たせるが、『こんなん要らん!』と即答される始末。
そう言う自分も要らないので、御蔵入りとしてました。
でもねぇ、検索でヒットが上位に来る度に、不憫に思っていたんだよねぇ。
で、ふと気が付いた。
『パンコイ専用機としてなら、使えるんじゃ無かろうか?』
それしか無いから今まで使っていたが、なにもパンコイにABUを投入するバカはおらんじゃろう。
そうだ、それがいい。
『道具は使ってこそ価値がある』
『使わない骨董品は、持っている価値が無い』
『壊れたりして使えなくなったものは、デザインが素晴らしければインテリアになる』
そう思って、余っていたPEモドキ(PE+ポリエステル)のラインを装填。
で、改めて気が付いた点が一つ。
ドラグの操作が普通と逆でした。
前進方向(反時計回り)に廻すと緩める、手前方向(時計周り)に廻すと閉める、おいおい流石DAIWAさんだねぇ、左右逆にしてそのままやんか。
SHIMANOさんは自転車やっとったから、回転部分の方向性は揃えてる筈やねんけど。。。
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