2012年10月25日木曜日

初期ロット

製造に関わる自分が、こんな事言っちゃいけないのかも知れないが、私物を買う場合基本的には『初期ロットを外します』、もっと言うと『2ndロットも出来るだけ外します』。

人気商品であればあるほど、そうします。

全ての物に当てはまる訳では無いと思いますが、初期ロットと比べてある程度後のロットの方が、色々と改良されている事がよくあるからです。

事前に試作をしたりテスト評価をしたりしていますが、量産時に連続生産する事によって初めて目立つ問題点もあるのです。

多くは生産を続けながら微調整を繰り返し、適正化を目指します。また、場合によっては各種変更も行います。

量産する事によって、初めて判る問題点と言うのは必ずあるんです。

が、契約社会では納期の問題がある。

初期ロットで思うように数が上がらない場合、最初にNGと判断されていた物を使用するに際して、問題が無い場合に緩和を行う。

増産処置が上手く行かない場合によく使われる手法だ。

本来、問題の無い物をNGとして安全マージンを取り過ぎる事に起因するが、今度はちゃんとした評価を蔑ろにした政治的判断が幅を利かせる。

大人気商品程、この傾向が強いので要注意。

だから、私は最初の2行を心掛けてます。


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