2013年4月5日金曜日

デンジャラスゾーン(東大阪市高井田中1丁目)


父に纏わる思い出話でネタになりそうなのを思い出したので、懐かしついでに書いてみます。

実家は東大阪市高井田中1丁目と言うところにあり、世間でよく言われる東大阪の中小企業(主にプラスチック成型や金属加工)

の町でした。その実家から100mのところに行きつけの銭湯があり、家を建て直しする時(中学生)までは、毎日銭湯に通ってました。

場所柄的な事もあると思うのですが、その時代は銭湯へいわゆるもんもんの人も通っており、入浴の時間帯によっては当然ながら一緒になる時もある訳で。。。

なにしろそんな環境に居ると言う事は、当然ご近所に住居がある訳で、自分の家から半径300m範囲に系列の違う事務所が2箇所ありました。思えば、この2箇所の事務所は特に争そう事も無かった様なので、上手く棲み分け出来ていたんでしょうね。

で話を戻すと、あれは確か自分が小学校2年の時だったと思います。父に連れられ銭湯へ行った時の事です。

下っ端らしきもんもんが酷く酔って銭湯に入って来て、すっころび私の近くに風呂桶が飛んで来ました。既にもんもんの人を特に意識して避ける事をせずに過ごして来た私は、当然ながら風呂桶をもってもんもんへ手渡します。すると大声で怒鳴られびっくり

して泣き顔になりました。今に思えば、多分バツが悪くて咄嗟に『なにしとんじゃ』とでも言われたんだと思います。

その時、奥の電気風呂に居たもんもんが立ち上がり、下っ端を一喝。

すぐさま、私の目の前で下っ端が私に土下座しています。

その後、下っ端が銭湯を出て行ったのを見計らって、親分らしき人が私の方へ近づいて来ます。

流石に他のもんもんと雰囲気が違うので私もビビッてましたが、後ろで体を洗っていた父も成り行きを見守ってました。

どんどん近づいて来ます。

と、『坊ちゃん、ご迷惑をお掛けしました。許してやってくだせぇ』と頭を下げて銭湯から出て行きます。

子供ながらに親分は違うなぁと言うのを十分に感じました。

その後、銭湯には行かなくなる訳ですが、所詮同じ地域の住民と言う事もあり、その後も色々と望まないにも関わらず接する機会がありましたが、親分の”堅気さんには迷惑を掛けねぇ”の気配りは何度と無く感じました、反面下っ端の気が大きくなる事での

迷惑も幾度となく遭遇する事もありました。

そんな土地柄なんだからでしょうか、中学の友人はあまり私の家の近辺には来たがりませんでした。しかもその後に私学高校へ進学した時は、大阪府下全域+奈良県+京都府+兵庫県から通っている友人も居ましたが、皆私の家へ来るのを避けようとするので

す。(後から聞いたら、『あの場所は、カツアゲされたり絡まれたりデンジャラスゾーンだ』との事でした)
地元住人としては、そんな事無いと思いたいんですがねぇ(笑)
まぁそんな自分だから、生野や西成・新世界・京橋等、なんの身構えも無くぶらぶら出来ました。
特に京橋界隈は高校帰りに毎日の様に寄っていた場所です、まぁ高校も私服だったしねぇ、何処に行くにもフリーパスですわ(笑)

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