2012年12月27日木曜日

英才教育(買い物の極意)

勉学の事ではありません。

関西人、しいては大阪人として生活するうえでの教育は、他の地方の方から見たら少し異質かも知れません。

勿論、学校でも教えて貰える内容でもありません。


こういった場所で生きてくる、商売人とのやり取りの知識の事です。

単純に、商売人とのやり取りを学ぶ事は、相手の本音を探る事でもあり、商売のみならず対人についても大いに参考になります。

まぁ、話の範囲を大きくすると大変なので、代表的な大阪人の値切りに絞って書いてみましょう。

そもそも、本社があって商品毎に儲け率の比率が決まっていて、原価率も利益も全て社内で明らかになっている物は、流石の大阪人も値切るのが大変です。

が、個人店舗や小規模なお店の場合、商品の価格は『儲けのしっかり出る範囲+α』に設定されている場合が殆どです。

判りやすく例を述べると
原価:1,000円
売値:2,000円(1,000円分を諸経費+利益としている)
上記の場合、実際は1,500円で売っても儲けのある場合があります。

大阪人はこれを商売人とのやり取り(駆け引き)で、『自分も安く買いたい、相手にも損はさせない』の際を極限まで探って行きます。

その過程を楽しみます、たとえ相手が商売人であっても、相手の顔を立て、笑わせて気分良く、『ついでに自分も安く買えてラッキー』を引き出せれば最高です。

他府県の方が見たら物凄く強引に見える時もあるでしょうけど、基本はこう言うやり取りを含んで成り立っています。

ま、それでもたまにガメツイおばはんが、強引に値引きだけをごり押ししている場面もよく見ますけどね(涙)

ま、大抵相手の反感を買って、本来の価格まで引き出せていないケースが殆どですわ。

その証拠に、自分が買いたい物が同じ商品の場合、その直後に同じ商品を指差して小声で『おっちゃん、なんや災難やったな~』から始めて前の客より更に値引きに持ち込んだ事もあります。(はっきり言ってチャンス到来ですわ)

妻とタッグを組んで、写真の様な市場等に出向いては、子供を連れて駆け引きの現場を見せて、後で感想を聞いて、ポイントを掻い摘んで教育中です。

そうそう、自分の最大の値引き交渉は1回だけ買った新車の時ですね。120万円の車両を100万円まで値引き交渉しました。(決済するまでに、営業→部長→所長と段階を進めまるまる1ヶ月を要しました。その他の諸々の特典は除いてです)

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