2012年8月22日水曜日

再生プラスチック


多くの再生プラスチックは、もとの製品の色がついている為、基本として再利用した製品のカラーは黒、グレー等に限られるという欠点がある。

他の色を入れる事も可能なんですが、色を入れる事による強度低下は避けられず(過去色んな製品で割れ等噴出しましたね)、極力強度を低下させる問題が少ない範囲で、黒・グレーを基調として色合いしか選択出来ないジレンマがあります。

絵具を洗う時に、全部が混ざると黒とドブネズミ色の間ぐらいになっちゃうよね。この色を黒以外にするには、大量の塗料が必要だよね。

蛇足だけど、
再生プラスチックを使わなければ、こんな事気にする必要も無い。実際某社は問題品で使用していた再生プラスチックを、新品のペレットに切り替えて凌いだ筈。(当時の技術ではそれしか選択が無かった)
表面を塗装する事にすれば、やっぱり材料の色は関係無い訳で、車のバンパーなんてこの方法。(但し、ちょっと待て。2000年前後の時点で車に使われるプラスチックは、再生の事を考え極力色を塗らない方向に進んでた筈なんだけどなぁ、今や商業車以外は塗装当たり前だもんなぁ。)


でも、正直ドブネズミ色じゃあ嬉しく無いよね。

だから、最近では顧客の要望を反映して黒が増えて来てる。

但し、再生の事まで考えたらドブネズミ色が最良の選択なんだよ。

すこ~しだけ、頭の隅に置いておいてねぇ。


あ、そうそうプラスチック系では無いですが、微妙なとこで釣りで使うラインも色付は強度が落ちるのよねぇ。

0 件のコメント:

コメントを投稿

ひょっとしてタイムマシンってあるんだろうか?(笑)

二度手間が嫌なので確認を行ったが、測長データ無しの資料A(11/15発行)+配布表を発行した後になって、顧客の依頼で測長データを追加した資料B(11/18発行)+配布表を訂正発行した。 が、本日混乱した某氏から連絡。(予想はしていたが) 『資料が2つ発行されているけれど、資料...