メールにてのご相談がありました。
なんだか、ベアリングについて色々ネットを調べて、訳判らん状態になった。
そりゃそうだ、ネット上では皆さん自由に書けるし、寿命無視した極限チューンと日常仕様を混同した情報もいっぱいあるからね。
車で言えば、1レース毎にバラシテ分解清掃、部分的には一回限りの使い捨てまでするのと、サンデードライバーが年数回自分の車でサーキット走行会に出るのと、一緒くたにして話するからおかしくなるんだよ。
あんた、一回毎にベアリング使い捨てすんの?。
そのつもりならオイルレスで使うのが一番だよ、但しベアリングの劣化も激しいので、本当に数回でベアリング交換せんと駄目だけどねぇ。
多分、そんな使い方しないよねぇ。
そうそう、こんなネタも有るよ。
単列深溝玉軸受
この表良く見てたら色々判る事があるから、熟知してね。
掻い摘んで説明すると。
開放型と非接触シールド型は、少ししか形容回転数に差が無い。
大きさにもよるが、非接触シールド型の方が形容回転数が高いケースもある。
グリースと潤滑油での形容回転数は確かに差が有るが、極端な違いは無い。
まあ、こんな感じ。
世間で言うベアリングのシールド除去は、元々非接触シールドではそんなに意味が無い。
元々の精度が悪いベアリングか、磨耗して変形してシールドに接触しているか、中のグリスが劣化してるかのケースが殆ど。(まぁ、プラシーボ効果が大きいと思うよ)
以上の事を踏まえ、ベアリングのメンテナンスは
・新しいベアリングに交換(お勧めはミネベア、他には純正品は意外に高性能)・・・但し古いデッドストックには注意
ありゃりゃ、これで終わっちゃうのもねぇ。
やっぱ、再利用したいよねぇ。
それじゃ
①ベアリングの脱脂
⇒順々に洗い流す(一晩灯油に漬ける→ブレーキクリーナーで洗浄→一晩アルコールに漬ける)・・・途中適度に回してねぇ。
⇒(涙) ジッポーオイルに漬けてシャカシャカ振っちゃ駄目よ、変形するじゃん。
②オイル漬け
⇒お気に入りのオイルに一晩漬ける。(これはもう趣味の世界だからねぇ、自分の信じるもの使ってみな。)・・・本場アメリカ?の怪しい物も多いから(笑)
⇒オイルで煮沸しちゃ駄目よ、熱膨張で変形しちゃう。
③オイル飛ばし
⇒余分なオイルは回して飛ばしましょう。
④グリスによる封印
⇒密閉型はこれが困難なんだよね。隙間から押し入れる感じで。
但し、シールドの変形には細心の注意を(失敗したらオープンにするか、諦めて新品購入)
迂闊に色んなオイル注入すると、中のグリスと相性悪くてゲル化したら、性能落ちるからねぇ。
オイルとグリスのメーカーや種類傾向は、なるべく合わせた方が良いよ。
●オイルは、ゴミからベアリングを守ります。
●グリスは、ベアリングにゴミが入るのを防ぎます。
オイルとグリスを上手く使って、なるべくメンテナンスの手間を省いて、賢く使おうね。
これでもあなた、レーシングカー仕様で行くの?。
2012年8月21日火曜日
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