ルアーの飛行は、ピストルの弾の飛び方とも、砲丸投げの球の飛び方とも異なります。
それは、一般的なルアーは飛ぶのに都合の良い形状をしていないから、よくよく考えればそれは当然の事。
空気の抵抗となるリップは、水中でも抵抗となりあの左右のアクションが生まれます。
もし、抵抗が殆ど無かったら、殆どアクションが無い状態となっちゃいます。
※蛇足ですが(汗)
捕食魚とルアーの位置関係を見ると、陸っぱりではルアーが横から見られている状態になるんですよね。上下アクションが普通の左右アクションよりアピールに優れているのは、この位置関係が成り立つから。そう言う意味で開発されたルアーもありましたが、煮詰が弱かったのか見かけなくなりました。もっとも上下は重力と浮力の関係があってスムーズな動きを実現し辛いです。
で、この関係を上手く利用しているのが、船からのジギング、まんま上下の運動で誘ってますよね。陸っぱりで上下の動きを上手く利用しているのは、根魚ボンボン系でしょうか。
飛行物の距離を伸ばす理想の角度は45度、但し糸を引っ張るルアーに関しては違う。
45度なんかで投げた日にゃ、凡フライでスプールで糸が浮まくるわ。
キャスティングの際に重要なのは
スピード
加速度
角度
遠心力
重量
一方飛んでからは
スピード
角度
重量
空気抵抗
ラインの引っ張り
少し違うんだよ。
特に軽いルアーでは、空気抵抗が大きく物を言う。
初速はもの凄く速いけど、それはほんの一瞬の事。
次の瞬間にはもう失速してる。
スプールの回転云々以前に、空気抵抗の壁が大きく立ちはだかっている。
無理してスプールを軽量化して、ベアリングもオイルレスにして、キャスティングも力一杯。
でも、バックラッシュの危険性ばかり上がって、投資した程には効果が得られ無い。
全てはタックルのバランスで成り立っている、ほんの少し部分的に能力を向上させてもそんなの、微妙な誤差の範囲に収まってしまう。
空気抵抗とルアーの重量によって、このバランスは概ね決まってしまう。
飛んでいるルアーを見てれば、この辺は理解し易い。
良く飛ぶ奴と飛ばない奴、飛んでいる姿をよく観察してみればいい。
空気抵抗と重量に関する事以外は、少しは利くが思った程の効果は無い。
それは理解してるけど、それでもより遠くへ飛ばしたいよねぇ。
だから色んな事を試すけど。
初速の低下を如何に最低限にするかが、大きなポイント。
簡単なのは ・・・ (普通の方法としてね)
①ルアーの重量を重くする。 ・・・(ウェイト追加チューン)
②空気抵抗を減らす。 ・・・(リップ整形チューン)
③空気抵抗を減らす。 ・・・(ライン軽量化チューン)
もちろん弊害もあるよ、そこんところ理解してヨロシク。
そうそう、あんまり意味はないと言っときながら、キャスティングの際の回転力を向上させる事も結構効きます。
これは、力むとは違うんだよ。
スムーズに回転する為の中心を意識するって事だよ。
2012年8月28日火曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
漸くホーン修理(半分)完了
相変わらず、鳴ったり鳴らなかったりと気まぐれな状態のホーン。 アリエくからホーンコネクタの変換ケーブルを入手したのですが、左右で2個をカートに入れたのに何故か届いたのは1個のみ??? (確定した注文内容を見たら何故か1個になってた。) と言うような事がありどうしようか思...
-
中学1年生でルアーフィッシングを始め、派手なブラックバスとの対面を楽しみにしていたのだが、当時は中学生が自転車で手頃に出掛ける場所にブラックバスは居らず、宝の持ち腐れとなっていた。 もっとも、近くに野池がある様な場所で無かった事もあるが、ルアーの対象魚としては大阪城の堀に住む...
-
まずは、ざっとおさらい。 ただし、基本ヘッドライト周りの情報を重点的に。 (細かくやりだすと、色々有りすぎて収集がつかないのでね。) 資料でごちょごちょ書かれても、解りにくいので以降は写真で。 ①フラットボンネット+デカ目丸2灯(丸目初期) ②フラット...
-
【時間】6 :30~7:00 【場所】除西川合流地点 【釣果】ボウズ 【特筆】水量多し・比較的クリアな水質・丸々太ったコイがうろうろ回遊中 そろそろ、なにか結果が欲しい。 その思いで今まで禁止場所としていた堺側へ進出するも、先客のおじいさんが居て...
0 件のコメント:
コメントを投稿