分解不可・清掃不可・注油不可
許されているのは”蒸留水”による水洗いのみ。
今回、オイル・グリスを改めて調べていて、クライトックス® (Krytox®) が他の潤滑剤と親和性が悪いような記事を何回か見掛けた。(実際自社製品に混ぜて売ってるところがあるので、記事の事実関係がおかしな気もします。)
実証する証拠は無いけれど、なんか怪しいなぁ。
自分が疑っている内容とは、SKFベアリングにクライトックスのオイルorグリスが使用されている為に、他のオイルを注入されたり、洗浄で中途半端に洗い流される事を嫌ったのでは無いでしょうか?。
よほどしっかり洗浄しないと、洗浄不足になり易いらしい。
また、他のグリスと混ざるとカッチカチに固まるとの噂も。。。
これが本当なら、”蒸留水による水洗いのみ可”も頷ける気がします。
※注意事項
①あくまで蒸留水レベルにして置く事。
『綺麗な水の方が良いんだろう』なんて知ったかぶりして、【超純水】なんて使わない事。
超純水に対する公的な基準は無く、あくまで自己申告ですから。
装置から直接供給ならいざ知らず、売っている超純水なんてせいぜい『一生懸命濾過しました』ぐらいなんだからさぁ。
それに、作業用のボトルに詰め替えた時点で、超純水なんて台無しなんだから。
②水道水が何故駄目か?。
綺麗にガラスを洗って乾燥させ、水道水を垂らして更に乾燥すると、そこには水滴の跡が。。。
目に見える状態のこれらが不純物です。
塩素やらカルシウムやら、透明に見える水道水ですが、結構色々入ってます。
多分クライトックスが使われているなら、これでさえ異物として嫌うんだろうなぁ。
内部に知り合いは居ないので、事実は判りません。
でも、こう考えると割合に納得出来る気もしませんかぁ。
ここまで書いときながら、自分はEonProのメンテナンスで、油脂分完全除去してクライトックス仕上げなんて事はしません。
だって、仮にクライトックスが使われているとしても、種類が有りすぎてどれが使われていたか、調べようがないもん。
ベアリングの中を完全に綺麗にするってのも自信が無いし。
せいぜい、蒸留水で洗浄するぐらいで止めときますわ。
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